お墓は大切な人に逢いに行ける場所

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こんにちは。メモリアルマネジャーの石原です。


仕事柄、たくさんの方からお悔やみのご相談を頂きます。悲しみを少しずつ乗り越えようとしている姿を拝見すると、それが簡単なことではないと痛感します。


それでも、少しずつ前を向く努力をしている皆様が、私に語りかけてくださる共通の話題は、亡くなった方との思い出話です。
趣味のこと、仕事のこと、ご家族のこと。若い時の思い出や子育ての苦労話。
お話の内容は様々ですが、亡くなった方との思い出は、残されたご家族にとって大切な財産なのだと感じます。


-息子さんを亡くされたご夫婦のお話し-


ある時、60代のご夫婦がエンゼルパークへ来園されました。お墓を必要とされている理由を詳しくお聞きすると、こんなご事情を話してくださいました。


ご夫婦には、間もなく40歳を迎える息子さんがいて、息子さんは体が不自由なこともあり、車椅子の生活だったそうです。いつでも笑顔で、とても明るく前向きな方で、多くの人から親しみ愛され、いつもたくさんの友人に囲まれて過ごされてきたそうです。


旅行好きの息子さんは、その友人達との旅行で長野県を訪れたことがあり、その時に見た信州の景色をとても気に入っておられました。


そんな息子さんを病魔がおそい、お別れがやってきてしまいます。
大切な息子さんを亡くされることは、想像もできないほど本当に切なく、なかなか受け入れられないことだったと思います。


当時、ご夫婦は埼玉県にお住まいで、家の近くで墓地探しをしていました。ですが、息子さんが旅行が好きだったこと、長野の景色を気に入っていたことを考え、
「息子の思い出を大切に、 信州の景色が見られる場所で眠らせてあげよう」
と、長野県内の墓地を探し始めました。


その後、エンゼルパークにおこしくださった際、お花に囲まれた明るい雰囲気が、息子さんの性格によく合うとお感じになり、お墓を建立されました。


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-埼玉からエンゼルパークへ通いながら、移住を決意-
埼玉からエンゼルパークのある上田まで、ご夫婦は、何度もお参りにお越しくださいました。


そして、少しずつ信州を気に入り長野県上田市に移住を決意。その時にご夫婦は、笑顔でこんなことを仰ってくださいました。
「私達は、息子を亡くし哀しみの中にいました。 でも、いつもお花が咲いていて心安らぐエンゼルパークの環境に巡り会え、 お参りすることで少しずつ前を向いて、 ここまで来ることができたような気がします。
息子のおかげで、上田に住むことができました。 お参りするのも近くなり、こんなにお手入れが行き届いた霊園に めぐり逢うことができ、しあわせです!! また、息子に逢いに来ますね!」


わたしはこの言葉を聞いたとき、とても感動しました。
息子さんを亡くした悲しみは、そう簡単に癒えるものではないと思います。ご夫婦が自ら行動した力は、とても素晴らしく前向きなことだと感じたのです。


-お墓は、ふれ合いの場であり語らいの場-
お墓は本来、亡くなった方とのふれ合いの場であり、語らいの場です。ふれ合い語らうことは、思い出を振り返ることであり、亡くなった方を大切にすることだと思います。
上田に移り住んだご夫婦も、お墓の前で息子さんと語らっている姿をよくお見かけします。
思い出を大切にするお気持ちは、大切なご家族を亡くしてしまった方にとって、共通の想いだと感じます。語らうこと、毎日お参りすること、思い出を大切にすること。それらすべてができる場所として、お墓があるのだと思います。


皆様が墓地を選ぶ際、このようなお気持ちを抱いていただけると、墓地選びのアドバイザーとしてとても嬉しく思います。

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エンゼルパークへのお電話はこちらからどうぞ。 0268-21-4800





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